ナイロビ・東海岸・マサイマラ・ナクル湖 ケニアの魅力と問題を一気に見て考える16日間

「本当に素晴らしい旅でした。楽しいというだけじゃなく、自分の人生を見つめ直すチャンスをくれた旅でした。私にとって人生の大きな財産になると思います」(06年夏、スタディツアー参加の学生・Sさん)

「今回のスタツアで出会った全ての人々に、心からありがとうと言いたい気持ちでいっぱいです。大学にいて講義を受けていただけでは、あんなに多種多様な境遇にある人々の話を聞いて心から共感したりすることは絶対にできなかったし、日々自分の価値観とか考えが色んな人の話によって揺さぶられて、混乱しそうにもなりましたが、それこそが若さゆえの柔軟性というやつだったのか、などと思うと、自分は本当にいい時期に素晴らしい機会に恵まれてこのスタツアに参加できたのだなぁと感謝せずにはいられません」(同上・Oさん)

・・・過去、ケニアスタディツアーに参加した高校生の声・・・

私にとってこのキベラという土地での生活は、かわいそうだとか、いたたまれないとかいうものではなく、むしろうらやましいと感じるものであった。いろんな年代の子が集まってしているサッカー、おばさんたちの井戸端会議、しなびたトマトを店頭に並べ、1日中ボーっとしているおじさんたち。こんなゆっくりした時の流れの中に垣間見える人々とのつながり。この何気ないことが、一人っ子の私には至極特別なことのように思えた。今日明日の生活もままならないこのキベラで人々は私よりずっと生きていた。

物をたくさん持っていることが幸せではないということに気づきました。スラムの人も、若い学生達も生き生きとしていて、とてもうらやましく思いました。また、現地の人々に対して偏見を持っていたことに気づきました。生き生きと生きていてもやはり貧しくて助けを必要としている人も多くいることを知りましたが、今まで自分がやってきた助け方がいいのか、役に立っているのかを考えるようになりました。またどのように助けていけばいいか結論は出ていませんが、これからも考え続けたいです。

日本に帰った後、ケニアはどうだったと聞かれることもありましたが、そのたびに内心、答に困っていました。なんとなく、自分の旅について考えるのを後回しにしていました。自分はただの観光客に過ぎないのだと思っていたような気がします。というか、今もそう思っています。ケニアについて知ることができたとは思いません。が、だからといって旅が無駄に終わったというのは絶対に違います。ただの観光客で終わるかどうかは、これからの自分次第です。

ついしてしまいがちですが、貧しい人々やかわいそうな人々と大きく捉えるのではなく、一人ひとりを自分と同じ一人の人間としてみることだと思います。また、世界が抱える問題は単純に言い切れるものではないと痛感しました。一方向からだけで見ていると見えてこないものがあります。これからも考えて、自分なりの道を模索していきたいと思います。

ケニアに行って何か変わったか。その答は間違いなくイエスだ。では、どう変わったのか、そう言われると、上手く答えられない。しかし、たくさんある思いの中のひとつとして、『余計分からなくなった』ということがいえる。行く前は、発展途上国の貧困を救う方法はいくらでもあると思っていた。もとが低いから少しの改善で、安易に救えると思っていた。実際ケニアに行きスラムの町の狭さを感じ、たくさんの人の努力と失敗のあとを見ることで、その少しの改善がいかに難しいことかを思い知らされた。1つ解決しようとすれば、その解決法から新たな問題が生じる。ケニアをより知ることができたから、自分の目で見たから気づけたんだと思う。私はせっかく知る機会をもらえたのだから、このことを思い出として締めくくるのではなく、常に現在進行形の形で頭の中で温め続け、悩み続け、行動を起こしたいと思う。

アフリカに行くと世界観が変わるんだってねと言われますが、特にそういうことはありませんでした。でも、日本に居て抱いていたアフリカに対するイメージは、実際に行って見てガラッと変わりました。貧困問題の根本的解決とか大それたことではなく、等身大の視点で物事を見ていこうと思いました。

一緒に行った教師の言葉初めての海外旅行にタンザニアを選んで以来、アフリカ・・・・特に東アフリカに惹かれ続けてきました。アフリカは私個人の趣味の領域であったのですが、早川千晶さんと4年前に再会し、学校で講演をしてもらいました。その講演がきっかけとなって、高校生6名が、早川千晶さんが案内するケニアスタディツアーに参加しました。話を聞き、実際にこの目で見たいという素直な好奇心、それを可能にしてくださったご家族のお気持ちが、この旅行を良いものにしたように思います。それぞれに思うもの、得たものは違いますが、それぞれが熱くなりすぎずに、冷静な目でケニアの人と自分たちを見つめています。参加者のひとりが、ある本の読書感想文の最後に、ケニアでの体験にふれ「同じ一人の人間としてその気持ちにこたえ、協力し合って一緒に生き抜いていきたい」と書いていましたが、ケニアでの体験が、彼女たちが自分らしく生きていくことにつながってくれると信じています。

声のタグ アフリカ, スタディーツアー