ケニアスタディツアーに参加して*感想文20代女性

私は、大学生最後の春休みに、このツアーに参加しました。以前、家族が同じスタディーツアーに参加したことがあり、興味がありました。幼い頃からキリン好きだった私に、帰国した父が「キリンが好きなら一度は行ったほうがいい」と言ったことを覚えていて、最近ある種のキリンが絶滅危惧種となったことをきっかけに、卒業式を休んででも行きたい!と勢いで参加を決めました。

自然と動物に囲まれて暮らすマサイ族の暮らし方は私にとって理想的でした。でも、それはマサイ族の生き方だからここまで守り続けられたものだということも分かりました。そんな自然と共存してきた彼らが直面している教育等の様々な問題。「国際援助」という名のものとに、彼らの文化や環境が壊れていく現状を目の当たりにしました。マサイマラでのゲームサファリでは、BIG5と呼ばれる動物(ライオン/サイ/ヒョウ/バッファロ―/ゾウ)を全て見ることができ、感激しました。夜、たき火を囲いながらみんなで深い話をしました。話し込んでふと夜空を見上げると、天の川が当たり前に見える満天の星空、暖かいチャイ、時々聞こえるハイエナの鳴き声。静かでとても心地のよい時間でした。(因みに、私はここのママさんたちが作ってくれるご飯が、このツアーで食べたものの中で、素朴で美味しくて一番好きでした!)

最終日にキベラスラムへ行きました。マゴソスクールは本当に素敵な学校で、子どもたちは生き生きしていました。しかし、家庭訪問をすると、家庭事情は、とても深刻でした。「生きていく」ことに対する考え方の次元の違いに衝撃を受けました。「国際協力なんて自分には難しい」と目を背けてきた私の考えは、直接赴いたことで変わりました。そこで暮らす人たちの気持ちを最優先しながら、いかに問題を改善していけるのか。私は、日本人として、日本にいながらも、何ができるのだろうか。これは、私の今後のテーマになりそうです。

ケニアに行く日本人が近年減少していると聞きました。しかし、行くことができるうちに行ったほうがいい。独立してからの歴史が浅いケニア、良くも悪くも変革を続けています。きっかけは「キリンとキスがしたい」それだけでもいい。このツアーには、たくさんの考えさせられるテーマが盛り込まれています。テレビではなく、実際に行って、五感で感じる。それが、これから先、自分が、そして世界が前に進んでいくヒントになると思います。

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