オンラインで“つなぐ”小森陽一さん文学講座「夏目漱石『こころ』を読み直す―病と人間―」に寄せられたご感想

 「オンラインで“つなぐ”小森陽一さん文学講座「夏目漱石『こころ』を読み直す―病と人間―」第一回「海水浴場と雑司ヶ谷霊園」にたくさんのご感想・質問がよせられました。
 いただいたメールの中から、実行員会に参加している、近代文学講座「森の会」世田谷近代文学を読む会、千住漱石の会の会員の方々のご感想を掲載いたします。

 

「コロナに負けない」

 小森陽一さんを講師にお願いして三十数年間、休むことなく月一回の新日本婦人の会「文学小組」の例会が、今回のコロナ感染の拡大でやむなく休講となりました。
 暗い不安な日々を送っている中、旅行社「たびせん」さんが企画した『オンラインで“つなぐ”小森陽一文学講座夏目漱石「こころ」―病と人間―』がオンライン配信されるお知らせを聞き嬉しく思いました。
 4月25日(土)午後2時から1時間、第1回が配信されました。毎週土曜日同時間に4回配信されるとのこと、小森先生の講義は何十年受けても毎回新しい学びがあります。小森先生の講義を受けて免疫力を養い、コロナウイルスに負けない力をつけたいと思います。
 次回からの講義が楽しみです。(近代文学講座「森の会」 M.O.)

 

第1回「海水浴場と雑司ヶ谷霊園」感想

 漱石の作品が数ある中で、なぜ今「心」なんだろう?とまず思いました。
 講座の中で、小森先生が「近代の人間社会と感染症も問題が描かれている作品だ」と位置付けられていらっしゃるのを知り、なんという切り口の新鮮さ、大胆さだろう!と驚嘆。
 世界最強の軍事力と経済力のあるアメリカが、新コロナウィルス禍をはばむことは出来ない!国民皆保険もない国だし、ということもあらためて先生の言葉で再認識しました。
 という青年の語り手に無意識にのっかって読んでしまうが、先生の立場に立って小説の場面を眺めてみると・・・というご指摘もびっくり。本当にそうですよね。作者漱石の仕掛け(?)というようなお言葉でしたかしら。青年の側から書くことによって先生の衝撃や恐怖感を読者に想像させる…。私は、少女時代から今に至るまで何度読んでも、語り手に無批判に乗せられて、登場人物も語り手の視点から想像し評価してしまう、というところがあります。重要人物に深く感情移入しその視点でしか小説を味わってこなかった。
  小森先生のような複眼の視点から小説を味わいなおす、ということを学びました。
 先生のお話は、目黒の森の会講座でも、我が家でパソコンに向かっても、同じように素晴らしい、とつくづく思いました(当たり前ですけどね)。ありがとうございました。次回も楽しみです。
(近代文学講座「森の会」 K.T.)

 

 また新たな夏目漱石を発掘したように展開する講座で感動しました。
時代背景が語られるのもいつもの小森先生のお話ですが引き寄せられるよいうに出逢う先生とKのこれからの展開がどのように語られていくのか次回が楽しみです。 何人かから感動の感想が寄せられました。企画ありがとうございます。
(世田谷近代文学を読む会 橋本玲子)

 

 只今、オンライン講座を視聴させていただきました。
 とても素晴らしい企画をしてくださった「たびせんつなぐ」の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
 ありがとうございました。
 私ども「千住漱石の会」も4月15日開講の予定でしたがコロナ感染拡大のため会場が使用不可となり延期となり、がっかりしておりましたところ、オンライン講座を開講くださりとても嬉しく思います。
小森先生の講座「夏目漱石「心」を読み直す 病と人間」は現在、コロナ禍の状況下、ピッタリの内容で感染症と人間とのかかわりをあらためて考えさせられ示唆に富んだお話でとても素晴らしかったです。
 漱石が人間社会と伝染病を結び付けて書いていること(戦争により広まる伝染病)を学ぶことができました。
[海水浴場」の軍事教練としての意味、西洋人の海に浮かんでいるのとは異なる日本の海水浴について初めて伺い、漱石が冒頭の部分からあの当時の時代背景を批判して描いていたことに驚きました。
 また、雑司ヶ谷霊園が多教的墓地だったこと、死者をどのように扱うのかという明治近代化とのかかわりも初めて知り興味深く拝聴しました。
 小森先生の講座はいつも新たな気づきがあり時代背景から小説を読み解いてくださるのでとても学ぶことの多い充実したもので引き込まれてしまいます。
 次回も楽しみにしております。
 ありがとうございました。まずはお礼まで。
(千住漱石の会 J.N.)

 

第二回「明治天皇の病死」は、 5月2日(土)14時から配信です。
開始時間になりましたら、こちらをクリックください↓

講座開講あいさつ、第一回講義配信などはこちらを↓

【次回5月2日(土)14時配信】オンラインで“つなぐ”小森陽一さん文学講座「夏目漱石『こころ』を読み直す―病と人間―」